心をこめて皆様へ   新しい年、2025年を迎え、皆さまに謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も子どもたち一人ひとりが笑顔で輝く毎日を過ごせるよう、職員一同全力で取り組んでまいります。保護者の皆さま、地域の皆さまには、昨年に引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。   2025年の干支は「乙巳（きのとみ）」です。「乙巳」は成果を結実させ、次の段階への準備を整える節目を意味すると言われています。また、巳年は「成長」と「変化」を象徴するとされています。「巳」を動物にあてはめると「蛇」になりますが、蛇は古来より脱皮を繰り返すことで新しい姿に生まれ変わる生き物として知られています。その姿は私たちが変化を恐れず挑戦を重ねていく姿勢を示しているようにも思えます。この精神から、新たな一歩を踏み出し、子どもたちのみでなく、我々大人たちも、自身の、あるいは関わり合う人たちや地域社会の未来をより良いものにするための挑戦を続けていかねばなりません。   昨年は、コロナ禍を挟んで実に5年ぶりとなる海外短期留学ツアーを実施しました。参加した11名の子どもたちを通して、改めて、人との出会いの大切さを強く感じるとともに、勇気を持って「踏み出した一歩」から広がる世界の大きさやその大切さを間近で感じさせていただきました。今、時代は先行きが不透明で将来の予測が困難な「VUCAの時代」と云われています。現在の時勢に鑑みどのような教育が良いか、という問いへの回答は、教育される本人の特性や能力、環境などさまざまな要因によって左右されます。だからこそ、新しいものや人との出会いの場、学びの場をさまざまに求め、得続けていくことが重要です。   本年も、保護者の皆さまとも引き続き、密なコミュニケーションを図りたいと考えております。日々の保育の様子や子どもたちの小さな変化を共有し、一緒に成長を見守っていける関係を築いていきましょう。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆さまにとっても、健康で幸せな一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。   令和7年1月6日 酒井研治